サウジ・プロフェッショナルリーグ(SPL)のアル・ヒラルは5日、シモーネ・インザーギ監督の指揮官就任を発表した。

 現在49歳のS・インザーギ監督は2010年5月に現役引退を発表し、そのまま最終所属クラブであるラツィオの下部組織で指導者キャリアをスタート。
その後はトップチームでの指揮を経て、2021年7月にインテルの監督に就任した。2023-24シーズンにセリエA優勝に導くなど、4年間で合計6個のタイトルを獲得。リーグ連覇を目指した今季は最終的に2位フィニッシュとなったものの、チャンピオンズリーグ(CL)では準優勝を果たし、直近3シーズンでクラブを2度のCL決勝に導いた。

 複数のメディアによってアル・ヒラルからの“巨額オファー”が報じられ、今月3日に双方合意のもとでインテルの指揮官を退任していたS・インザーギ監督。すでにサウジアラビアに渡ることが決定的となっていた同監督だったが、今回正式にアル・ヒラルが招へいを発表した。

 クラブ公式サイトによると、契約期間は2026-27シーズン終了までの2年間。6月14日に開幕するFIFAクラブワールドカップ2025に向け、まもなくクラブ本拠地でトップチームのトレーニング指導を開始する予定と明かしている。

 なお、イギリスメディア『スカイ』はS・インザーギ監督の新たな年俸を2600万ユーロ(約42億円)と報道。イタリア人指揮官は高額な報酬に見合う成果を残せるか。
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