日本代表は10日、FIFAワールドカップ26アジア最終予選第10節でインドネシア代表と対戦し、6ー0で快勝を収めた。この試合で日本代表デビューを飾った佐藤龍之介(ファジアーノ岡山)が、試合後にインタビューに応じた。


 5日に行われたオーストラリア代表戦では最終予選で初黒星を喫した日本代表。このインドネシア戦に向けても9名を入れ替えての戦いを森保一監督は選択した。

 佐藤はオーストラリア戦ではメンバー外となった中、この試合ではベンチ入り。チームは前半からゴールを重ねると、5−0となった後の69分に佐藤はピッチに立った。

 日本代表初招集でデビューを果たした佐藤は「最高の舞台だったので、点を取りたかったという思いがあります」と悔しさを滲ませることに。右ウイングバックとして起用され、何度か攻撃で攻め込むシーンもあったが、ゴールは記録できなかった。

 しかし、18歳237日での日本代表デビューは、ワールドカップ最終予選での日本代表最年少記録に。香川真司(セレッソ大阪)が記録していた19歳212日の記録を塗り替えることとなった。

 記録について佐藤は「ありがとうございます」と感謝の言葉を口にし、「色々な日本代表が素晴らしい試合を続けてきたおかげでこういったチャンスが巡ってきたと思うので、勘違いせずにやりたいと思います」と、しっかりと地に足をつけてこの先も戦っていきたいとした。

 1年後に迫るワールドカップの本大会。7月にはE-1選手権があり、その後も海外遠征と活動は続いていく。ワールドカップでのメンバー入りに向けての競争が始まる中、「まだまだ上手くならないといけないと強く感じたので、もっともっと基準を高めてやっていきたいと思います」と佐藤は意気込み。
武者修行中の岡山での今後の活躍から目が離せない。
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