アルビレックス新潟に所属するDF稲村隼翔に海外移籍の可能性が浮上しているようだ。16日、スコットランドメディア『Herald』やイギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。


 2002年5月6日生まれで現在23歳の稲村は左利きのセンターバック(CB)。前橋育英高校から東洋大学へ進学すると、在学中から特別指定選手として新潟でプレーし、今シーズン開幕前に正式入団を果たした。昨シーズンは公式戦19試合に出場しJリーグYBCルヴァンカップ準優勝に貢献したほか、今シーズンはここまで明治安田J1リーグで13試合、天皇杯で1試合に出場している。

 報道によると、スコティッシュ・プレミアシップ(スコットランドリーグ)で4連覇中のセルティックが稲村の獲得に興味を示しているとのこと。主戦場とする左CBだけでなく、左サイドバック(SB)としてもプレー可能な点が評価されており、5連覇を目指す2025-26シーズンに向けた新戦力として迎えられる可能性があるようだ。これまで獲得の噂などは挙がっていないことから、『Herald』は「サプライズ移籍」と伝えているが、交渉は順調に進展しているという。

 セルティックでは日本代表FW前田大然と同MF旗手怜央が活躍しており、過去には中村俊輔氏、水野晃樹氏、古橋亨梧(現:レンヌ)、井手口陽介(現:ヴィッセル神戸)、小林友希(現:ポルティモネンセ)、岩田智輝(現:バーミンガム・シティ)も在籍。横浜F・マリノスをJ1リーグ制覇に導いたアンジェ・ポステコグルー氏がかつて指揮を執るなど、日本と馴染みの深いクラブとしても知られている。

 稲村は9人目の日本人選手としてセルティックに加入することになるのだろうか。今後の動向に注目が集まる。
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