ウィメンズ・スーパーリーグ(WSL)のブライトン・ウィメンは21日、ローマに所属するなでしこジャパンDF南萌華を完全移籍で獲得することを発表した。

 現在26歳の南は三菱重工浦和レッズレディースのジュニアユース出身で、ユースから昇格。
なでしこリーグ1部、WEリーグを戦い、2022年7月にローマへと完全移籍し海外でのプレーをスタートさせた。

 2022-23シーズンはスーペルコッパ・イタリアーナを制すると、ローマのセリエA・フェンミニーレ初優勝に貢献。2023-24シーズンからはなでしこジャパンの同僚でもあるDF熊谷紗希(ロンドン・シティ・ライオネス)ともチームメイトとしてプレー。2024年2月には2026年夏まで契約を延長していた。

 女子チャンピオンズリーグにも出場するなど、ローマの中心選手としてプレーした南は、2023-24シーズンもセリエA連覇に貢献。2024-25シーズンはセリエAで29試合に出場し、女子チャンピオンズリーグでも8試合でプレーしていた。

 なでしこジャパンでも61キャップを記録する南は、同じなでしこジャパンのFW清家貴子と浦和L時代以来のチームメイトに。南はクラブを通じてメッセージ動画を送り「私はこのチームに加わることができてとても興奮しています。そして、皆さんにすぐに会えることが待ちきれません」とコメントした。

 また、チームを指揮するダリオ・ヴィドシッチ監督は、南の獲得についてコメント。「モエカをクラブに迎えることができて大変嬉しく思う。彼女は母国代表としても、ローマでのヨーロッパでの活躍でも豊富な経験を積んでおり、チームにとって大きな戦力となるだろう。
我々は彼女が新しい環境に慣れるのを手助けし、新シーズンに向けて彼女と一緒に仕事ができるのを楽しみにしている」と期待を寄せている。

 ブライトンは2024-25シーズンのWSLでチェルシー、アーセナル、マンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティに続いて5位フィニッシュ。来季は更なる飛躍を遂げられるか注目だ。


【動画】ブライトン加入の南萌華がファンへメッセージ


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