FIFAクラブワールドカップ2025・グループE第2節が行われ、インテル(イタリア)と浦和レッズ(日本)が対戦した。

 インテルは、前節のモンテレイ戦で引き分けという結果に終わっっており、決勝トーナメント進出に向けて勝利が欲しいこの一戦は、前節からスタメンを4名を変更して臨んだ。


 浦和レッズは、第1節のリーベル・プレート戦では1-3で敗北し、この試合に敗れた場合はグループステージ敗退が決まるという崖っぷちの状況。この重要な一戦に、浦和は前節と同じスタメンで臨んだ。

 浦和サポーターの大声援が響くなか始まった一戦は、インテルが主導権を握る展開となる。対する浦和は、守備のブロックをしっかり構えながらカウンターの機会を狙う。

 先制したのは、ワンチャンスをモノにした浦和だった。11分、GK西川周作のロングキックから、浦和は右サイドの高い位置でボールを保持すると、金子拓郎がボールを持ち運んでボックス内に侵入。折り返しのパスを渡邊凌磨がワンタッチで合わせ、ゴールに突き刺した。

 先制した浦和は自陣に押し込まれる時間帯が続いたものの、堅い守備でインテルに得点を許さない。試合は、このまま浦和の1点リードで折り返した。

 後半も、浦和はインテルに押し込まれる展開が続き、なかなかシュートまで持っていくことができない。現地に駆けつけたサポーターから、声援による後押しを受ける浦和。前半同様に、インテルの猛攻に耐え続け、集中した守備を見せてゴールを許さずに試合を進めていったが78分、左CKからラウタロ・マルティネスがゴールを背にしながらもゴールを決め、インテルが同点に追いついた。


 追いつかれた浦和だったが、カウンターからインテルゴールを目指す形に。しかし、ゴールが遠く、耐えて引き分けを目指していった中、後半アディショナルタイム2分に悲劇。素早いスローインでカウンターとなったインテルが左サイドからクロスをあげると、ボックス内でこぼれ球を見逃さなかったバレンティン・カルボーニが得点。インテルが逆転した。

 試合はこのまま終了。この結果、浦和は2連敗でグループステージ敗退が決定。次節、インテルは25日にリーベル・プレートと、浦和は同日にモンテレイとそれぞれ対戦する。

【スコア】
インテル 2-1 浦和レッズ

【得点者】
0-1 11分 渡邊凌磨(浦和レッズ)
1-1 78分 ラウタロ・マルティネス(インテル)
2-1 90+2 バレンティン・カルボーニ(インテル)


【ハイライト】渡邊凌磨が先制弾 インテル vs 浦和レッズ


編集部おすすめ