セグンダ・ディビシオン(ラ・リーガ2部)の4クラブ(レギュラーシーズンの3位~6位)によって最後の1枠が争われる昇格プレーオフで、24年ぶりの復帰を掲げる“古豪”オビエドは、40歳MFサンティ・カソルラの直接FK弾でアルメリア(6位)を2戦合計スコア3-2で下したほか、ミランデスは準決勝でラシン・サンタンデール(5位)を2戦合計スコア7-4で破って、それぞれ決勝に進出を果たしていた。
そんななか、15日に昇格プレーオフ・決勝ファーストレグが行われ、ミランデスの本拠地で行われた一戦は1-0でミランデスが先勝。そして、21日にオビエドの本拠地でセカンドレグを迎えた。
試合は16分にホアキン・パニチェッリのヘディングシュートでクラブ史上初のラ・リーガ昇格を目指すミランデスが先制に成功し、2試合合計では2点のリードを手にした。
それでも、追いかけるオビエドは39分にサンティ・カソルラのPK弾で1点を返すと、52分にはイリヤス・チャイラがこぼれ球を押し込んで、オビエドが2点目を挙げた。
74分にはセルヒオ・ポスティゴが退場となり、ミランデスが数的不利となったものの、このまま2試合合計2-2で90分を終え、試合は延長戦に突入すると、103分にフランシスコ・ポルティージョが華麗な反転ボレーシュートを決め、オビエドが逆転に成功した。
このまま試合は終了し、3-1(2試合合計3-2)で逆転勝利を収めたオビエドがラ・リーガ昇格を決めた。なお、データサイト『OPTA』によると、オビエドが1部復帰を果たしたのは2000-01シーズン以来、24年ぶりのことに。また、ファーストレグで敗れながら、昇格プレーオフ決勝で勝利した史上6番目のチームにもなったことが伝えられている。
【スコア】
オビエド 3-1(2試合合計:3-2) ミランデス
【得点者】
0-1 16分 ホアキン・パニチェッリ(ミランデス)
1-1 39分 サンティ・カソルラ(PK/オビエド)
2-1 52分 イリヤス・チャイラ(オビエド)
3-1 103分 フランシスコ・ポルティージョ(オビエド)
【動画】延長前半にポルティージョが勝ち越しゴールをマーク!