新潟は今季、リーグ戦20試合を戦って4勝7分9敗という成績で、ここまで積み上げた勝ち点は「19」。順位は降格圏の18位に沈んでいた。21日に行われた2025明治安田J1リーグ第21節ではアビスパ福岡に2-3で敗北しており、降格圏脱出のチャンスを逃していた。
現在48歳の樹森監督は、水戸ホーリーホックのユースで監督を経験したあと、2023年から水戸のコーチに就任。今季から新潟の監督となり、自身の指導者キャリアで初めてJリーグのトップチームを指揮していた。
契約解除に際し、樹森監督はクラブ公式サイトを通じて次のようにコメントした。
「アルビレックス新潟ファミリーの皆様へ。トップチームの監督就任から、アルビレックス新潟ファミリーとして皆さんと一緒に闘えたことは本当に素晴らしいものでした。ただ、勝利を積み上げることができず、厳しい結果に対して、悔しい思いと本当に申し訳ないという思いです」
「結果が求められるプロの世界で、勝てない時期でも新潟のために一緒に全力で闘ってくれた選手、支えてくれたコーチングスタッフ、メディカルスタッフ、フロントスタッフ、そしてどんな時でもスタジアムを最高の雰囲気にしてくれた、熱いファン、サポーターの皆さん、心から感謝しております。本当にありがとうございました。新潟を離れますが、今後のアルビレックス新潟の躍進を心より願っております」
また、新潟の中野幸夫代表取締役は、樹森監督の契約解除についてクラブ公式サイト上でこう語った。
「アルビレックス新潟に関わるすべての皆様へ。
「アルビレックス新潟は多くのサポーターの皆様、後援会の皆様、株主・パートナーの皆様、クラブに関わるすべての皆様から、大きなご声援・ご支援を賜っています。このクラブに寄せていただいている期待にお応えするため、J1リーグ残留を必ず守り抜きたいと考えています。J1リーグの残り18試合、そして天皇杯に、チーム・クラブがこれまでにも増して結束して戦っていくため、樹森監督の契約解除を決断いたしました」
「後任となる入江徹コーチは、アカデミーやトップチームでの指導経験も豊富であり、その実直な人柄をよく理解しています。また、彼のアルビレックス新潟への愛情や情熱が、現状を打破するために最適であると判断しました。もちろん、入江監督のために、クラブを挙げてサポートをしてまいります。アルビレックス新潟に関わるすべての皆様、ここまで常に温かいご声援・ご支援を賜り、心から御礼申し上げます。ぜひ、引き続き温かいご声援・ご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます」