現在47歳のラウール氏は、1994年にレアル・マドリードのトップチームでデビューを果たすと、背番号「7」を背負ってクラブの象徴的存在に。同クラブ在籍16シーズンで公式戦741試合に出場し、323ゴールを記録した。退団後はシャルケやアル・サッド、ニューヨーク・コスモスなどでプレーし、2015年に現役を引退している。
引退後は、2017年にレアル・マドリードの育成部門スタッフとして古巣に復帰。2019年夏からはBチームであるレアル・マドリード・カスティージャの監督を務め、6シーズンにわたりチームを指導。今シーズン限りでの退任が発表されていた。
今後の去就が注目されるラウール氏には、古巣シャルケをはじめとするクラブからの関心が報じられていたが、『マルカ』は、スペインサッカー連盟(RFEF)がU-21スペイン代表の次期監督としてラウール氏の招へいを検討していると報道。さらに、「今、連盟スタッフとして入閣すれば、将来的にA代表を率いる可能性もある」との見解も示している。
U-21スペイン代表を率いるサンティ・デニア監督には、カタールのアル・シャハニアSCの指揮官就任が噂されており、現在開催中のUEFA U-21欧州選手権終了後に去就が明らかになる見通しとなっている。