スラヴィア・プラハは27日、ルートン・タウンから日本代表DF橋岡大樹が完全移籍加入することを発表した。契約期間は2029年6月30日までの4年間となっている。


 ベルギーとイングランドで経験を積んだ日本代表戦士が、チェコの名門へと活躍の場を移した。1999年5月17日生まれで現在26歳の橋岡は、浦和レッズの下部組織出身で2017年にトップチームデビュー。2021年にシント・トロイデンへレンタルで加入すると、翌年1月には完全移籍への移行が発表され、約3年間で公式戦通算91試合出場2ゴール14アシストという成績を残した。

 昨年1月にはルートン・タウンからのオファーを受け、世界各国のスター選手が集うプレミアリーグへの移籍を果たす。初年度は公式戦11試合、2年目は公式戦17試合に出場したが、チームは2シーズン連続で降格の憂き目に遭い、来たる2025-26シーズンはEFLリーグ1(3部リーグ)で戦うこととなった。なお、2019年にデビューした日本代表では、ここまで国際Aマッチ通算11試合に出場している。

 チェコでの新たな挑戦に際し、橋岡はスラヴィア・プラハのクラブ公式サイトを通じて次のように意気込みを示している。

「スラヴィア・プラハは素晴らしい歴史を持つクラブですし、バルセロナ戦などCLの試合も観戦しました。だからこそここへ来ることを選びましたし、とてもワクワクしています。毎日YouTubeでも見ていますし、独特の雰囲気があるからぜひプレーすべきだと勧められました。プレーするのが待ちきれません」

 橋岡の新天地となるスラヴィア・プラハは過去8度のチャンス・リーガ(国内リーグ)制覇を誇るチェコ屈指の名門で、直近の2024-25シーズンもトロフィーを掲げ、チャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得した。日本人選手の加入は今回の橋岡がクラブ史上初となっている。



【密着動画】橋岡大輝がチェコ・プラハに到着!



編集部おすすめ