アーセナルがブレントフォードに所属するデンマーク代表MFクリスティアン・ノアゴールの獲得に迫っているようだ。25日、『BBC』や『スカイスポーツ』など複数のイギリスメディアが伝えている。


 イタリア代表MFジョルジーニョ(現:フラメンゴ)が退団し、ガーナ代表MFトーマス・パルティとの契約満了が今月末に迫るアーセナルは、今夏の移籍市場で中盤の補強を画策。長らく動向を注視していたレアル・ソシエダ所属のスペイン代表MFマルティン・スビメンディを、6500万ユーロ(約110億円)の分割払いで獲得することが決定的となっているが、プレミアリーグでの経験豊富な実力者にもオファーを提示したようだ。

 報道によると、アーセナルはノアゴールの獲得に向けて、1000万ポンド(約20億円)の固定費にパフォーマンスに応じて発生する最大500万ポンド(約10億円)のボーナスを加えた総額1500万ポンド(約30億円)という条件を提示したとのこと。クラブ間での交渉はここ数時間で急速に進展し、ブレントフォードもこの入札を受け入れ、移籍成立の可能性が高まっているという。

 移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏も、移籍成立が決定的となった際に用いる決まり文句「here we go!」とともにノアゴーアの移籍に関してアーセナルとブレントフォードがクラブ間合意に至ったと指摘。すでに個人的な条件に関する合意も成立している模様で、近日中にメディカルチェックが実施されるようだ。

 現在31歳のノアゴールはハンブルガーSVやブレンビー、フィオレンティーナを経て、2019年夏にブレントフォードへ完全移籍加入。ここまで公式戦通算196試合出場13ゴール18アシストという成績を残し、2023-24シーズンからはキャプテンを務めている。デンマーク代表でも国際Aマッチ通算35キャップを誇る実力者だ。

 なお、ロマーノ氏によると、去就に注目が集まるトーマスについてはフリートランスファーでアーセナルを退団することが濃厚となっているようだ。
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