アル・ナスルは25日、ステファノ・ピオリ監督の退任を発表した。

 現在59歳のピオリ監督はサッスオーロやボローニャ、ラツィオ、インテル、フィオレンティーナ、ミランなどでの指揮を経て、昨年9月にアル・ナスルの指揮官に就任した。
しかし、AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)準決勝で川崎フロンターレに2-3で敗れると、サウジ・プロフェッショナルリーグ(SPL)を3位で終え、ACLE出場権獲得も逃す結果に終わった。

 アル・ナスルとは1シーズンあたり1200万ユーロ(約20億円)の年俸で2027年6月30日まで契約を残していたピオリ監督だが、結果が芳しくなかったことから、就任からわずか1年で同クラブを離れることが決定した。

 これを受け、アル・ナスルは「昨シーズンの献身的な仕事に対して、ピオリ氏とそのスタッフに感謝したいと思います」と声明を発表している。

 なお、古巣のフィオレンティーナから関心が寄せられているピオリ監督は、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏によると、3年契約を締結することで口頭合意に至っていることが伝えられており、今後は1989年から1995年までプレーし、その後2017年から2019年まで監督を務めた古巣に復帰することになりそうだ。
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