FC東京は26日、GK野澤大志ブランドンがロイヤル・アントワープ(ベルギー)へ完全移籍することを発表した。

 なお、アントワープの発表によれば契約期間は2029年6月30日までの4年契約を締結したとのこと。
7月初旬にチームへと合流するとのことだ。

 2002年12月25日生まれの現在22歳の野澤は、193cmと恵まれた体格の守護神。世代別の日本代表を経験し、2024年にはカタールで開催されたアジアカップに臨む日本代表のメンバーに招集。Uー23日本代表としてもパリ・オリンピックを経験した。

 FC東京U-18から2種登録を経て2020年にトップチームに昇格。2021年8月からいわてグルージャ盛岡へと育成型期限付き移籍を経験していた。復帰後はJ1デビューを果たし、2024年は明治安田J1リーグでキャリアハイの27試合に出場。今シーズンもJ1で16試合、YBCルヴァンカップで1試合、天皇杯で1試合に出場していた。

 海外挑戦を果たす野澤は、FC東京の公式サイトを通じてコメントしている。

「今、このクラブに対して沢山の感謝があります。自分がこのような人生を歩めているのは、自分だけのチカラではなく、このクラブをはじめ、たくさんの人々に支えられてきたからです」

「この夏にヨーロッパでチャレンジすることを決断しました。今までのように、これからも自分の人生にどんなことが起きるのか、どんな出会いがあるのかと考えると、とてもワクワクしています。
この先も感謝の気持ちを忘れず、プレーしたいと思います」

「目に見える結果でクラブに恩返しできず、とても不甲斐ない気持ちです。まだまだ力不足な自分ですが、それでもひたすらチャレンジすることをこれからも止めず、ピッチ上でもピッチの外でも、見てくださっている方々に元気と励ましを与えられるように、また個人としても上をめざし続けて頑張っていきます。そして、何よりも人としてさらに大きく深く成長できるように一日一日を大切に過ごしていきたいです」

「本当にFC東京には感謝しかありません。ありがとうございました!」

 なお、6月28日(土)に味の素スタジアムで行われる明治安田J1リーグ第22節の横浜FC戦がFC東京でのラストマッチとなり、試合終了後、チームで場内を周回したあと、野澤から挨拶が行われることとなる。


【画像】アントワープが野澤大志ブランドンの獲得を発表


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