ヨーロッパを代表するメガクラブ同士が激突する。
試合は立ち上がりの9分にマンチェスター・シティがスコアを動かす。ポゼッションで相手を押し込みつつ、ボックス右角でボールを持ったマテウス・ヌネスが一度ロドリにバックパス。ペナルティエリア正面のラヤン・アイト・ヌーリに繋ぐと、ジェレミー・ドクがタイミングを見てマーカーの背後を狙う。ボックス内の左でスルーパスを引き出し、ファーストタッチでマーカーをかわしながら右足を一振り。シュートはゴールに吸い込まれ、マンチェスター・シティが先制した。
一方のユヴェントスも、その2分後にゲームを振り出しへと戻す。マンチェスター・シティのゴールキックからプレスが再開され、キッカーを務めたルベン・ディアスがGKエデルソンにパス。しかし、組み立てに参加したベルナルド・シウバへの縦パスがミスとなり、インターセプトしたトゥーン・コープマイネルスが一気にペナルティエリア内へ侵入する。素早く左足でネットを揺らし、ユヴェントスが追いついた。
そんななか、26分に思わぬ形で再びマンチェスター・シティが先行する。相手のクリアを拾って波状攻撃を仕掛け、敵陣右サイド深くでポゼッション。ライン際でサヴィーニョがボールを持つと、マテウス・ヌネスが内側のスペースを駆け上がってポケットに入り込む。スルーパスをワンタッチでゴール前に折り返し、グラウンダーのクロスがピエール・カルルのオウンゴールを誘発。マンチェスター・シティが勝ち越しに成功した。
さらに52分、後半頭から投入されたエースが結果を残す。自陣からのビルドアップで攻撃の糸口を探り、右サイドでボールを持ったサヴィーニョが中央のタイアニ・ラインデルスにパス。ドリブルで運びながら縦にスルーパスを送ると、右から斜めに駆け上がってきたマテウス・ヌネスがボックス内に抜け出す。ゴール前に折り返しを入れ、最後はアーリング・ハーランドが反応。シュートはミートできなかったものの、ボールはゴールに流れ、マンチェスター・シティが追加点を挙げた。
攻勢を強めるマンチェスター・シティは、69分にGKエデルソンが前線にフィードを供給。右サイドに流れたハーランドが巧みなトラップでボールを収め、ペナルティエリア右角からカットインを試みる。
75分にはサヴィーニョの強烈ミドルによってマンチェスター・シティが5点目を獲得。84分にドゥシャン・ヴラホヴィッチからゴールを奪われたが、そのまま試合は5-2で終了。マンチェスター・シティが勝利を収めた。首位通過を決めたマンチェスター・シティは、30日にグループHの2位通過クラブと対戦。ユヴェントスは来月1日にグループHの首位通過クラブと対戦する。
【スコア】
ユヴェントス 2-5 マンチェスター・シティ
【得点者】
0-1 9分 ジェレミー・ドク(マンチェスター・シティ)
1-1 11分 トゥーン・コープマイネルス(ユヴェントス)
1-2 26分 オウンゴール(マンチェスター・シティ)
1-3 52分 アーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ)
1-4 69分 フィル・フォーデン(マンチェスター・シティ)
1-5 75分 サヴィーニョ(マンチェスター・シティ)
2-5 84分 ドゥシャン・ヴラホヴィッチ(ユヴェントス)
【動画】ユヴェントスvsマンCのハイライト