現在26歳のルニンは母国のFCドニプロやFCゾリャ・ルハーンシクを経て、2018年夏にレアル・マドリードへ活躍の場を移した。加入当初はレンタル移籍を繰り返したものの、近年はチームに定着し、2023-24シーズンには負傷したベルギー代表GKティボー・クルトワに代わって正GKに。ラ・リーガとチャンピオンズリーグ(CL)制覇に貢献したが、今シーズンはクルトワの牙城を崩せず、公式戦14試合の出場に留まった。
今回の報道によると、複数のクラブがルニンの獲得に興味を示しており、すでにいくつかオファーも届いているとのこと。しかし、同選手はレアル・マドリード残留を強く望んでおり、FIFAクラブワールドカップ2025開幕前にはクラブ幹部に対してその旨を伝達したという。ルニンの固い意志を変えられるのは、トップクラブからのオファーのみであると『マルカ』は指摘している。
昨年夏にレアル・マドリードとの契約期間を2030年6月末まで延長したルニンは、クルトワから定位置を奪還することが困難であると理解している模様。それでも、シャビ・アロンソ監督およびチームから必要とされた時に高いレベルのパフォーマンスを発揮できるよう努力し続ける決意を示しているという。GKコーチを務めるルイス・ロピス氏はこうしたルニンの姿勢を高く評価しているようだ。
なお、X・アロンソ監督の下でクラブワールドカップに臨んでいるレアル・マドリードだが、ここまで行われた3試合すべてでクルトワがゴールマウスを守っている。