スペイン女子代表MFアイタナ・ボンマティが、ウイルス性髄膜炎により入院していることが明かされた。27日にスペインサッカー連盟(RFEF)などが発表した。


 2023年と2024年のバロンドール受賞者であるボンマティは、今月初頭のUEFA女子ネーションズリーグに出場し、7月3日から開幕する女子EUROのメンバーにも選出されている。しかし、27日に行われた国際親善試合の日本女子代表(なでしこジャパン)戦を欠場。モンセラート・トメ監督は、ボンマティの状態を次のように説明した。

「アイタナは前の晩から熱っぽく、翌日も良くならなかったのです。彼女は疲れていたので、休ませました。そして今朝、医師が検査に連れて行き、最初の検査では異常はなかったが、最後の検査ではウイルス性髄膜炎にかかっていることがわかりました。憂慮すべき状況であることは承知していますが、彼女がいつまで入院しているかはわかりません。現時点でお伝えできることはこれだけです」

 なお、ボンマティは自身のインスタグラムにストーリーズを更新し、左腕に点滴を打った状態でなでしこジャパン戦をテレビ観戦している写真を投稿。3-1の勝利を病室から祝った。

 髄膜炎は脳と脊髄を覆う髄膜に炎症が起こり、発熱や頭痛、吐き気、嘔吐などを引き起こす病気。ウイルス性のものは細菌性のものよりも重症度が低く、通常であれば1週間から10日ほどでの治癒が期待される。

 2023年のワールドカップ王者スペイン女子代表はグループBに入り、3日にポルトガル、7日にベルギー、11日にイタリアと対戦する。
初の欧州制覇に向けて、攻撃のタクトを振るうボンマティの早期復帰が願われる。
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