2025明治安田J1リーグ第22節が28日に行われ、サンフレッチェ広島と名古屋グランパスが対戦した。

 ミヒャエル・スキッベ体制4シーズン目を迎える3位広島は、今季も上位につけており、ここまで勝ち点「36」を獲得。
前節は横浜FCに4得点の快勝を収め、3試合ぶりの勝利を飾った。対する名古屋は、5月のリーグ戦で3勝3分けと過ごしたが、直近2試合は勝利から離れる結果に。ここまで勝ち点「27」を獲得し、13位に位置している。

 広島が序盤から主導権を握ると、17分に決定機が訪れる。東俊希のスルーパスに抜け出した加藤陸次樹がシュートを放つと、名古屋のGKピサノ・アレックス幸冬堀尾がこれをストップ。さらにこぼれ球に反応した木下康介がヘディングシュートで押し込もうとするもピサノが立て続けにセーブした。
 
 すると、21分に名古屋が先制点を挙げる。ピサーノが前線へロングボールを送ると、広島DFの連携が乱れ、マテウス・カストロが敵守備陣を振り切る。マテウスはGKとの1対1を制し、冷静にゴールに流し込んだ。40分には、さらに名古屋が追加点。広島のGK大迫敬介のパスを稲垣祥がカットすると、マテウスへパス。マテウスは得意の左足を振り抜き、2点目を記録する。


 2点を追う広島は、ハーフタイムに木下に変えて中島洋太朗を投入。さらに続けて前田直輝やヴァレール・ジェルマンを攻撃的な選手をピッチに送り込むも得点には至らない。しかし90分、新井直人が強烈なミドルシュートを突き刺し、ようやく1点を返す。

 広島は攻勢を強めるもそのまま試合は終了。前半のリードを守った名古屋が敵地で勝利を収めている。

 次戦、広島は7月2日に第5節未消化分のヴィッセル神戸戦を行った後、5日にアウェイでファジアーノ岡山と対戦。名古屋は5日に東京ヴェルディとの一戦を控えている。
 
【スコア】
サンフレッチェ広島 1-2 名古屋グランパス
【得点者】
0-1 21分 マテウス・カストロ(名古屋グランパス)
0-2 40分 マテウス・カストロ(名古屋グランパス)
1-2 90分 新井直人(サンフレッチェ広島)


【動画】マテウスが広島DFを振り切り先制点!



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