現在23歳の稲村は前橋育英高校から東洋大学へ進学し、在学中から特別指定選手として新潟でプレー。昨シーズンは公式戦19試合に出場しながらJリーグYBCルヴァンカップ準優勝に貢献すると、今シーズン開幕前に正式入団を果たした。プロ1年目を迎えた今季は、ここまで明治安田J1リーグで13試合、天皇杯で1試合に出場している。
左足から放たれる正確なフィードを武器に、若くして新潟の最終ラインを支える稲村。Jリーグが誇る若きセンターバックに対しては、日本代表FW前田大然と同MF旗手怜央が所属するセルティックが関心を寄せており、移籍に向けた交渉が進行中と報じられている。
そんななか、『スカイ』のアンソニー・ジョセフ氏が稲村についての情報を報道。セルティックが同選手の獲得に迫っており、今週中に渡英しながらメディカルチェックを受け、契約書類の最終調整を行う予定だと主張した。
29日に行われた明治安田J1リーグ第22節・FC町田ゼルビア戦でもフル出場を果たした稲村。これまでもセルティックには中村俊輔氏、水野晃樹氏、古橋亨梧(現:レンヌ)、井手口陽介(現:ヴィッセル神戸)、小林友希(現:ポルティモネンセ)、岩田智輝(現:バーミンガム・シティ)らが過去に在籍しているため、稲村の移籍が成立すれば通算9人目の日本人選手となる。