クリスタル・パレスは、スポルティングに所属するコートジボワール代表DFウスマン・ディオマンデの獲得に近づいているようだ。1日、ポルトガルメディア『A BOLA』が報じている。


 今夏の移籍市場では、スポルティングのエースであるスウェーデン代表FWヴィクトル・ギョケレシュの去就が注目を集めているが、同クラブから最初に旅立つ選手はディオマンデになる可能性が高いようだ。現在21歳の同選手は、2023年1月にデンマークのミッティランから完全移籍で加入。加入直後から出場機会を掴み、ここまで公式戦通算101試合に出場している。

 190㎝の長身を生かした守備に加えて、ビルドアップでも安定したパフォーマンスを披露するディオマンデには、日本代表MF鎌田大地も所属するクリスタル・パレスが関心。『A BOLA』によると、同選手の契約には8000万ユーロ(約135億円)の契約解除条項が設定されているが、現時点では5500万ユーロ(約92億円)での獲得が現実味を帯びている模様。また、個人合意にも問題はなく、5年契約を締結する見通しだという。

 クリスタル・パレスは、キャプテンを務めるイングランド代表DFマルク・グエイにリヴァプール移籍の可能性が浮上。現行契約は2026年6月まで残されているが、同選手に契約延長の意思はないとされ、クラブにとって、主将の後継者探しは今夏の重要なテーマとなる。

 スポルティングでは日本代表MF守田英正の同僚だったディオマンデは、プレミアリーグでも日本代表の味方となるのだろうか。
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