今オフ、東京NBにはMF猶本光が加入。
猶本は2012年に浦和に加入してから、自身にとっては2度目の浦和からの移籍。2018年にフライブルクへ移籍した際は、約1年半の挑戦の末に、東京オリンピック出場も視野に入れるために浦和へ復帰した。しかし、今回は国内クラブへの移籍となる。当時の移籍は「違う国、場所で未知のチャレンジというか、ワクワク感や少しの不安、若さもあった中での気持ちではありました」と振り返りつつ、「今回は年齢も上から3番目になりますし、しっかりと結果を残さないといけないという強い覚悟というか、そういう気持ちです」と、今回の決断への思いを言及。WEリーグの覇権を争うライバルへの移籍にもなるが、「力のあるクラブ、ライバルチーム同士ですが、そういう中でも移籍することで、大きなことを言うとWEリーグも少し盛り上がるところもあるだろうし、自分自身は一番は2年後のW杯を目指している中で、今このタイミングでベレーザに移籍して、今シーズンはAWCLもありますし、そういう舞台にこの仲間たちと切磋琢磨して、自分自身を磨きたいと思い、移籍を決断しました」と、強い意志を示した。
今季から東京NBは楠瀬直木監督が指揮を執ることに。浦和で指導を受けた植木監督とは約3カ月で、別のクラブで再タッグという形となる。「初めて緑の練習着を着て、クスさんとこのクラブハウスで会うことは少し違和感もある」としつつ、「でも安心感もあって。新しい場所でもう一度、自分自身が築き上げていかなければいけないのは大変なことではありますが、クスさんがいてくれることは、すごく心強いです」と、関係性におごることなく、チームを高めていく共通意識のもとで、東京NBの一員として戦っていくと続けている。