FIFAクラブワールドカップ2025・準々決勝が4日に行われ、パルメイラス(ブラジル)とチェルシー(イングランド)が対戦した。

 グループAを首位で通過し、ラウンド16ではボタフォゴとの同国対決を延長戦の末に1-0で制したパルメイラスのスタメンには、今大会終了後のチェルシー加入が決定しているエステヴァン・ウィリアンも名を連ねた。


 対してグループDを2位で突破し、ラウンド16ではベンフィカを延長戦の末に4-1で下したチェルシーは、リヴァプールに所属するポルトガル代表FWディオゴ・ジョッタの訃報を受けて前日の練習を欠席していた同選手の親友関係にあったペドロ・ネトが先発入りしたほか、2日にブライトンから加入したばかりのジョアン・ペドロもベンチ入りを果たしている。

 試合は16分、トレヴォ・チャロバーからの縦パスを受けたコール・パーマーがドリブルでペナルティエリア内まで侵入し、最後は左足で流し込んでチェルシーが先制に成功した。

 後半に入り、53分にはペナルティエリア内でボールを受けたエステヴァンが角度のない位置から右足を振り抜くと、ニアサイドを抜いたシュートはクロスバーに当たりながら、ネットを揺らしてパルメイラスが同点に追いついた。

 再び試合が動いたのは83分、コーナーキックの流れからショートパスで繋いだチェルシーはマロ・ギュストが左から折り返しところ、ボールはDFに当たってディフレクションすると、GKウェヴェルトンが反応しきれず、ボールはそのままゴールに入り、再びチェルシーがリードを手にした。

 このまま試合は終了。この結果、勝利したチェルシーは8日(日本時間9日4時)に行われる準決勝でフルミネンセ(ブラジル)と対戦する。

【スコア】
パルメイラス 1-2 チェルシー

【得点者】
0-1 16分 コール・パーマー(チェルシー)
1-1 53分 エステヴァン・ウィリアン(パルメイラス)
1-2 83分 オウンゴール(ウェヴェルトン/チェルシー)


【動画】エステヴァンが今大会後に加入するチェルシー相手に挨拶代わりの同点ゴール

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