今夏に三菱重工浦和レッズレディースから海外移籍に向けてチームを離れることが発表されていたが、石川が選んだ新天地は多くのなでしこジャパンの選手などが活躍するイングランドに。
海外移籍については「(昨季の)WEリーグの最終節の3日前」に決断をしたとのことで、そこからチームを探したと明かした石川。6月の頭に行われたなでしこジャパンのブラジル遠征後に渡英し、メディカルチェックなどを済ませていたと説明する。最終節3日前の決断については、「チーム状況もありましたが、そういう中でそのタイミングで決めました。チームも一人抜けることで早く動かなければいけないというもあるので」と振り返った。
「レッズが好きですし、チームのみんなも好きなので、優勝できなかったからこそ、もう一度というのも考えたりもしました」と、リーグタイトル奪還を含めたタイトル獲得を浦和で再度という思いもあったとのことだが、「チーム状況も含めて、将来のこと、ワールドカップやオリンピックのこと、何年後を考えたうえで、そこの自分を想像するときにワクワクする方を選びました」と、新たな環境でさらなる成長を目指すために最後は決断したとコメントしている。
7月4日に22歳の誕生日を迎えたばかりの石川は中学進学時にJFAアカデミー福島へ加入。2022年に浦和へ進んだ。昨シーズンはベストイレブンに選出されている。日本代表としては2023年2月にデビューし、同年のFIFA女子ワールドカップオーストラリア&ニュージーランド、翌年のパリ・オリンピックにも出場した。9日に初戦を迎える東アジアE-1サッカー選手権2025にも招集されているため、代表活動中での移籍発表となった。
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