日本代表は8日、東アジアE-1サッカー選手権2025決勝大会・第1節でホンコン・チャイナ代表(香港代表)が対戦し、6-1で勝利を収めた。試合後、稲垣祥(名古屋グランパス)がインタビューに応じ、試合を振り返った。


 試合序盤から香港を押し込み続ける日本は、前半だけでジャーメイン良の4ゴールと稲垣の1ゴールで5点を奪取。5-0で試合を折り返す。後半にコーナーキックから失点を許すも、アディショナルタイムに中村草太がネットを揺らし、6-1で勝利を飾った。

2021年3月以来の代表戦出場となった稲垣は、「勝ったことが一番だと思うので何よりも良かった」と勝利を喜ぶ一方で、「後半の試合運びや失点を含めて、まだまだ自分たちの甘さがあると思う。そこをコントロールしきれない自分の甘さもあった」と後半の課題について言及。「高みに導けるような存在になっていかないといけない」と、チームリーダーとしての自覚を口にした。

 また、7月5日に行われた明治安田生命J1リーグの第23節東京ヴェルディ戦から中2日と厳しい日程で開催された香港代表戦。韓国への移動もあったなか、稲垣は「それに加えて、昨日も相当練習しました」と告白。続けて「今までのキャリアで、前日練習は一番やったんじゃないかぐらい量はやりました。そういう意味では『これが代表だな』という気持ち良さみたいなものを感じながら、プレーさせていただきました」と過酷なスケジュールの中でも充実感をにじませた。

 そして香港代表戦では、GKピサノ・アレクサンドレ幸冬堀尾が代表デビュー。両ウイングバックには、過去に名古屋でプレーした久保藤次郎と相馬勇紀が起用された。
名古屋色の強い人選となったことについて、「個人的にもすごいうれしかったですし、気持ち良くプレーできた部分はありました」と語り、ピサロに代表デビューに関しては「めちゃめちゃうれしいですし、何よりもピサロのママがすごい喜んでいると思います」と後輩の代表デビューを心から喜んでいる。


【動画】稲垣祥のミドルシュートで3点目!



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