7日に開幕した東アジアE-1サッカー選手権2025決勝大会。
前半は日本が圧倒したこともありほとんどプレー機会がなかったピサノ。ハイボールの対応ではファンブルすることもあったが、セットプレーからの1失点のみに抑えて代表デビュー戦を終えた。
最終ラインには代表キャップがある荒木隼人や古賀太陽がおり、中盤には名古屋のチームメイトでもある稲垣が居た中で、「声掛けは他の選手よりもしてくれていた部分があったので、そういったところは凄く助かりました。他の選手もポジティブな声を掛けてくれたので、メンタル的に凄くリラックスして試合に臨めました」と、周囲に支えられた試合だったとした。
プレー機会が少ないデビュー戦ということで難しさもあった中で、「集中力切らさず、後ろから安定感を持ってやっていかないといけない」と振り返ったピサノ。GKというポジションの特性上、プレッシャーや責任はより多くかかる中でのプレーとなったが、「簡単なゲームではないですし、どんなゲームであれゼロで抑えなければいけないのがGKの仕事なので、日本を代表して来ていて、色々な人応援だったりテレビで観てくれているのがあるので、責任感を凄く感じました」と、改めてその重圧も感じたと振り返った。
クラブでは日本代表の正守護神も務めていた楢崎正剛氏から指導を受けているピサノは「いつも通りしっかり落ち着いてやれば大丈夫」と、普段から声を掛けられているとのこと。「今日感じた難しさ、環境やボールが変わったことにもどれだけ早く対応できるか。早く慣れて試合で良いプレーを出さなければいけない」と、この第一歩をしっかりと繋げていきたいと次の一歩への意気込みを語った。