欧州を代表する強豪がぶつかった準決勝は、序盤の6分に動く。相手のミスを見逃さなかったフランス代表FWウスマン・デンベレの素早い切り替えから、スペイン代表MFファビアン・ルイスが先制点をゲット。続く9分にもレアル・マドリードのミスからデンベレが追加点を挙げ、24分にはスペースを突いた見事な攻撃でファビアンが自身2点目を奪う。3点をリードして後半に突入すると、終盤にはカウンター攻撃からポルトガル代表FWゴンサロ・ラモスがトドメを刺し、最終的にはレアル・マドリードを4-0で撃破。チェルシー(イングランド)が待つ決勝行きの切符を掴み取った。
試合後、エンリケ監督は「最高の気分だよ」と率直な心境を明かす。「レアル・マドリードのようなチームと対戦する時、試合はいつだって難しいものになる」としつつも、「我々は非常に素晴らしいスタートを切ることができた。総じて、チームが見せたパフォーマンスには満足しているよ」と、PSGの選手たちを称えた。
これで、PSGはリーグ・アン、クープ・ドゥ・フランス、チャピオンズリーグ(CL)に続く4冠に王手をかけた。エンリケ監督は「我々は特別なシーズンを過ごしており、今、またも特別な瞬間を迎えている。今日は勝利に値するプレーをした」と話した上で、「次はチェルシーとの一戦が待っている。間違いなく強豪だよ。
PSGとチェルシーが対戦するクラブW杯の決勝は、日本時間で7月14日の4:00(13日の28:00)にキックオフを迎える。
【ゴール動画】PSGが圧巻4発でマドリーを粉砕