FIFAクラブワールドカップ2025準決勝が9日に行われ、レアル・マドリードはPSGと対戦した。6分と9分に自陣でのミスから立て続けに2失点すると、24分にはPSGの見事なビルドアップで完全に崩され3点目を献上。反撃も不発に終わり、88分にはダメ押しの1点を叩き込まれて0-4での敗戦となった。シャビ・アロンソ新監督の下で臨んだ最初の大会はベスト4敗退という結果に終わっている。
チャンピオンズリーグ(CL)王者のPSGに完成度の違いを見せ付けられ、決勝進出を逃したレアル・マドリード。守護神クルトワは「我々は力強く試合に入ろうとしたが、相手のプレッシャーに阻まれ、ボールを支配しながらスペースを見つけることに苦労した。そして、2つのミスを犯してしまい、試合は台無しになった」と悔やみつつ、次のように言葉を続けている。
「僕たちと彼ら(PSG)ではプレッシャーのかけ方が異なっていた。僕たちは常に上手くプレッシャーをかけていたわけではなく、相手にスペースを与えすぎてしまった。一度でもスペースを見つければ、彼らは僕たちを翻弄してくる。前半はまさにそんな展開だった。後半はプレッシャーが弱まったので少しボールを保持できたが、相手を翻弄することはできなかった。
レアル・マドリードにとっては今夏に発足したX・アロンソ体制での初黒星に。今後は約1カ月後に迫った2025-26シーズンに向けて調整を進めることとなる。クルトワは「今日の敗北は学び、修正し、改善し続けるための大きな痛手だった。まだまだ改善すべき点が多くある。彼らはCL王者であり、この敗北は僕たちがそこへ到達するために必要なレベルを示しているんだ」とチームとしての改善の必要性を強調した。
また、この試合がレアル・マドリードでのラストゲームとなったクロアチア代表MFルカ・モドリッチとスペイン代表MFルーカス・バスケスについても言及。「素晴らしい選手であり、素晴らしいチームメイトだった。2人がいなくなるのは寂しいよ」とクラブに貢献した“功労者”との別れを惜しんでいる。
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