直近のリーグ戦で3連敗中の鹿島は、前節の川崎フロンターレに敗れたことで首位陥落。
注目の上位対決は、立ち上がりの5分に鹿島のレオ・セアラがスーパーゴールを決める。鹿島がハーフライン付近でボールを奪取すると、ボールはレオ・セアラに。柏のGKの位置を確認し、レオ・セアラが強烈なロングシュートを決め、鹿島が先制に成功する。
柏は15分、左サイドに位置する小屋松知哉が濃野公人と小池龍太を振り切り、クロスを送る。こぼれ球に渡井理己が反応し、フリーでシュートを放つも枠を捉えることはできなかった。
ボールを保持し、ポケットへの侵入を試みる柏に対して、我慢の時間が続く鹿島は39分、試合巧者ぶりを見せ、セットプレーから追加点。左サイドの奥深くからのFKにキッカーは舩橋佑。右足で繰り出されたクロスに植田直通が合わせ、リードを2点に広げる。
2点差を追う柏は、43分に1点を返す。
鹿島の1点リードで試合を折り返すと、後半は柏ペースで試合が進んでいく。すると76分、途中投入されたばかりの瀬川祐輔が大仕事をやってのける。前線で動き出した瀬川が中川敦瑛からパスを受けると、2タッチ目でシュート。強烈な一撃はニアサイドを抜き、柏が同点に追いつく。
続く84分、柏がPKを得るとキッカーは小屋松に。緊張感のある場面で放たれたシュートはバーを越え、逆転とはならない。その後も攻勢に出る柏は、久保藤次郎が右サイドを突破するなど、鹿島ゴールを脅かすものの、追加点は奪えず。
2-2で試合が終了するかと思われた後半アディショナル、鹿島の松村優太が殊勲の勝ち越しゴールを挙げる。柏DFのパスミスを奪うと、冷静にシュートを決め切り、スコアを3-2とする。試合はこのまま終了。
鹿島は8月6日に天皇杯4回戦のアビスパ福岡戦と行った後、次節は8月10日にアウェイでFC東京と対戦。柏は10日に湘南ベルマーレをホームに迎え入れる。
【スコア】
鹿島アントラーズ 3-2 柏レイソル
【得点者】
1-0 5分 レオ・セアラ(鹿島アントラーズ)
2-0 39分 植田直通(鹿島アントラーズ)
2-1 43分 小屋松知哉(柏レイソル)
2-2 76分 瀬川祐輔(柏レイソル)
3-2 90分+4分 松村優太(鹿島アントラーズ)
【動画】鹿島のレオ・セアラが強烈ロングシュート!