今回の発表によると、シント・トロイデンは、ジャパネットと資本業務提携およびプラチナスポンサー契約を締結したとのことだ。クラブは、「STVV(シント・トロイデン)が掲げる『日本の若い力が欧州で挑戦し、世界を目指す』というビジョンに対し、ジャパネットより深いご理解とご共感をいただいたことにより実現いたしました」とした上で、「V・ファーレン長崎の運営で培われたクラブマネジメントのノウハウをご共有いただきながら、クラブの成長と強化をさらに進めてまいります」と明かしている。
資本業務提携およびスポンサー契約の詳細は、以下の通り。
■概要
2025年7月18日付けで、DMMグループよりSTVVの株式の一部を株式会社ジャパネットホールディングスに譲渡いたしました。なお、本件の株式譲渡は、ライセンス委員会の承認をもって正式に成立いたします。また、トップチームの選手が着用する2025-2026シーズンのユニフォーム(鎖骨)にジャパネットのロゴを掲出しております。
■背景と今後の展望
このたびの資本業務提携およびスポンサー契約は、STVVが掲げる「日本の若い力が欧州で挑戦し、世界を目指す」というビジョンに対し、ジャパネットより深いご理解とご共感をいただいたことにより実現いたしました。同社は、通信販売事業にとどまらず、スポーツ・地域創生事業をもう1つの柱とし、Jリーグクラブ「V・ファーレン長崎」やサッカースタジアムを中心にアリーナ・ホテル・商業説・オフィスからなる複合施設「長崎スタジアムシティ」の経営を通じて、地域と共に歩むスポーツの力を信じ、実践してこられた企業です。その中で、クラブ経営に対する確かな知見と熱意をお持ちの同社から、私たちのビジョンに賛同いただき、ともに歩んでいけることを、大変心強く、また光栄に感じております。
今後は、BS放送局「BS10」を通じたSTVVの試合や特別番組の放送により、日本国内での認知度向上を図るとともに、V・ファーレン長崎の運営で培われたクラブマネジメントのノウハウをご共有いただきながら、クラブの成長と強化をさらに進めてまいります。なお、STVVはこれまで、2022年に株式会社マルハン東日本カンパニー、2023年に株式会社セプテーニ・ホールディングスと資本業務提携を締結しており、本件によりDMMグループを含めた4社による出資体制となります。この「オールジャパン」体制のもと、ベルギーから世界を目指す挑戦を通じて、未来の日本サッカー界を担う人材の育成と発展に貢献してまいります。
また、両社の代表者によるコメントは以下の通り。
■株式会社ジャパネットホールディングスの代表取締役社長兼CEO髙田旭人氏
「この度、ベルギーの一流クラブであるシント=トロイデンVV様と様々な取り組みを実現していく体制を築けることを大変嬉しく思います。当社のグループであるV・ファーレン長崎との間で、選手の育成・強化、そして営業面での連携を深めていくことで、両クラブの価値向上につながると確信しています。また、将来的には、選手が安心して欧州で活躍できる環境を整え、日本のサッカー界全体の発展にも貢献していきたいです。さらに、ジャパネットが運営するBS放送局『BS10』での試合放送や、旅行事業との連携を通じて、日本全国の皆様へより広くスポーツの楽しみと感動を届けたいと考えています」
■シント・トロイデンCEO立石敬之氏
「このたび、日本を代表する企業であるジャパネットホールディングス様と資本業務提携およびスポンサー契約を締結できたことを大変光栄に思います。多岐にわたる分野で新たな価値創造に取り組まれてきた同社とご一緒できることは、私たちにとって大きな励みであり、クラブとしても新たなステージへ進む大きな力になります。また、BS放送を通じたSTVVの発信により、日本のファンの皆様により身近にクラブを感じていただけることを楽しみにしております。今回で4社目の出資企業を迎え、クラブはこれまで以上に多様な視点と力を結集できる体制となりました。オールジャパンで一丸となり、STVVが日本サッカーの未来につながる存在となれるよう、これからも努力を重ねてまいります」