新しい未来のテレビ『ABEMA(アベマ)』は23日、今月27日に無料生中継する『ヴィッセル神戸vsバルセロナ』の解説が、清水エスパルスに所属するMF乾貴士に決定したことを発表。日本人として初めてバルセロナからゴールを決めた同選手にとって、初の解説業となる。


 今回の発表によると、今月27日のヴィッセル神戸30周年記念チャリティーマッチ『FRIENDLY MATCH ヴィッセル神戸vsバルセロナ』を無料生中継する『ABEMA』にて、乾貴士が自身初の解説に挑戦するとのこと。同社は、「“バルサから2得点”の男・乾貴士が見る“今のバルセロナ”」と銘打ち、元日本代表の槙野智章氏とともに出演することを伝えている。

 両者のコメントは、以下の通り。

■槙野智章氏

「バルセロナは各ポジションに若い選手たちがのびのびとプレーしながらも、それでいてしっかり強い。そんな今のバルセロナの中で、やはり注目しているのはラミン・ヤマル選手です。まだ10代ながら、すでにスペイン代表で主力級。卓越したドリブルと創造性で“バルセロナの象徴”になりつつある存在です。また、パウ・クバルシ選手にも注目しています。18歳にして落ち着いたビルドアップと読みの鋭さを兼ね備えた、まさに“若き守備職人”。彼らのような次世代の中心選手たちが、日本のピッチでどんなプレーを見せてくれるのか楽しみです」

「一方で、神戸からは佐々木大樹選手に期待しています。今季からエース番号13を背負い、今の神戸の攻撃を支えているキープレーヤーです。そして、どこからでも点が取れる得点感覚を持った宮代大聖選手にも注目しています。
この試合の見どころは、バルセロナのパスワークやドリブル攻撃に対して、神戸の堅い守備がどう対応するか。ここが最大の勝負ポイントだと思います。そして、乾選手がどんな“乾節”を見せてくれるのか。初解説ということで僕も楽しみにしていますし、存分に期待しています(笑)」

■乾貴士氏

「自分がスペインで戦っていた頃とはメンバーもスタイルも変わっていますが、そういった“新しいバルセロナ”のサッカーを見られるのが非常に楽しみです。特に注目しているのは、ペドリ選手とラミン・ヤマル選手です。また、ヴィッセル神戸では、宮代大聖選手に注目しています。バルセロナ全体の印象としては、若手とベテランがうまくフィットしていて、シンプルに“うまくて、強くて、点が取れるチーム”という印象です。試合展開は正直どうなるか分かりませんが、バルセロナの選手たちが見せてくれるサッカーのうまさ、そこが一番の見どころだと思っています」

■乾貴士氏 プロフィール

乾貴士選手は、スペイン・ラ・リーガでも長く活躍した日本人選手の一人で、エイバルやベティスなどでプレー。2017年5月、リーガ最終節のバルセロナ戦で2得点を挙げ、日本人として初めてバルセロナからゴールを奪った選手としても知られています。2018年FIFAワールドカップでは、日本代表としてベルギー戦で鮮烈なゴールを決めるなど、国際舞台でも高い評価を受けてきました。現在もJ1・清水エスパルスに所属し、第一線でプレーを続ける乾選手が、今回『ABEMA』中継で自身初となる解説に挑戦します。
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