元オランダ代表のウェズレイ・スナイデル氏が、カタールメディア『Winwin-allsports』のインタビューにて、かつて在籍したレアル・マドリードについても語っている。
“幻のバロンドーラー”と称される人物がいる。
あれから15年、41歳となったスナイデル氏は、バロンドール賞を逃したことについて、「正直、今でも悲しくはあるよ。チャンピオンズリーグ、国内2冠、そしてワールドカップのファイナリスト…信じられないような1年だった。すべてをやり遂げたような気分だった。でも、勝ったのは(リオネル・)メッシで、彼もまた素晴らしい選手だからね」と率直な思いを吐露しつつも、「それにさ、2010年の私を覚えている人がいることは、自分が選手として成し遂げたことを認めてくれているということ。それが大切なんだ」と自身の考えを口にした。
そして同氏は、レアル・マドリードでの日々も回顧。
そんなスナイデル氏は、ほんの少しだけ在籍期間が被っているシャビ・アロンソ氏が、新シーズンより古巣を率いることにも触れ、「シャビはとても頭が良いんだ。一緒にプレーしていたときから、それは明らかだった。きっと、マドリーで成功すると思う。クラブのことをよく知り、そこでのプレッシャーに耐性があって、斬新なアイデアを持っている。レヴァークーゼンでの結果を見れば、信じるに足るよ」と告白。さらには、「エゴをうまくコントロールできるか、だと思う。それができなければ、成功はない。偉大な選手でさえ、規律と犠牲が必要。(ひとりひとりが)自分のためにではなく、チームのためにプレーすることができれば、彼らは無敵になれる。
実際、FWキリアン・エンバペとFWヴィニシウス・ジュニオールによる2大スターの“共存問題”が噴出しており、シャビ・アロンソ監督の手腕の見せどころのひとつとして注目を集めている。