レアル・マドリードに所属するブラジル代表FWロドリゴに対し、複数のクラブが関心を寄せているようだ。23日、スペイン紙『アス』やドイツメディア『スカイスポーツ』が伝えている。


 2019年夏に母国の名門サントスからレアル・マドリードへ加入し、公式戦通算270試合出場68ゴール51アシストという成績を残しているロドリゴ。ここまで数多くのタイトル獲得に貢献しているが、昨シーズン後半戦にかけてパフォーマンスを落とし、退団の噂が浮上する中で迎えたFIFAクラブワールドカップ2025でもアピールに失敗。選手本人の意思は明らかではないが、クラブとシャビ・アロンソ監督は今夏の売却を容認している模様だ。

 去就が不透明となっているセレソンの24歳に対しては、昨シーズンのプレミアリーグの覇権を争ったリヴァプールとアーセナルからの関心が明らかに。前者はコロンビア代表FWルイス・ディアスに移籍の噂が浮上していることからロドリゴを後釜候補としてリストアップしており、大型補強を敢行中の後者も左ウイング(WG)の戦力拡充に向けて動向を注視しているという。

 今回の報道によると、昨シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)を制したパリ・サンジェルマン(PSG)もロドリゴの獲得に興味を示しているとのこと。ジョージア代表FWフヴィチャ・クヴァラツヘリア、フランス代表FWデジレ・ドゥエ、同FWブラッドリー・バルコラとウイング(WG)に豊富な戦力を抱えている欧州王者だが、攻撃陣のさらなる拡充を目論んでおり、ロドリゴにも具体的な関心を寄せているという。今後の移籍市場の動向次第では、実際にオファーを提示する可能性もあるようだ。

 各国の強豪の獲得候補リストに名を連ねているロドリゴ。レアル・マドリードの要求額は1億ユーロ(約172億円)とも報じられているが、実際にオファーを提示するクラブは現れるのだろうか。今後の動向に注目が集まる。
編集部おすすめ