カタール・スターズリーグ(カタール1部)のアル・サッドは23日、アル・アハリ・サウジから元ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノを完全移籍で獲得したことを発表した。

  現在33歳のフィルミーノは、母国ブラジルのフィゲイレンセでプロキャリアをスタート。
2010年12月にドイツのホッフェンハイムへと加入し、2015年6月にはプレミアリーグの強豪リヴァプールに完全移籍した。在籍した8年間で通算110ゴールを記録し、クラブのチャンピオンズリーグ制覇やプレミアリーグ優勝などに大きく貢献。2023年7月からは、アル・アハリ・サウジに活躍の場を移しており、2024-25シーズンのAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)ではMVPにも輝くなど、クラブをアジア制覇に導いた。

 フィルミーノは23日にアル・アハリ・サウジの公式Instagramに投稿された動画で、「この2年間、一緒に過ごした中でクラブの歴史を作れたことを誇りに思う。アジア王者になれた瞬間は最高だった。本当に感謝している」とコメント。同クラブからの退団を正式に発表し、その去就に大きな注目が集まっていた。

 そうしたなか、アル・サッドへの加入が正式決定。クラブの発表によると、契約期間は2027年までの2年間となっている。2024-25シーズンのカタール・スターズリーグを制したアル・サッドは、新シーズンのACLE出場権を獲得しており。アジア王者を目指すJリーグ勢にとって、元ブラジル代表ストライカーの存在は強力な壁となりそうだ。
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