ジャパンツアーを行っているレアル・ソシエダは25日、横浜FCと対戦し、2-1で勝利した。久保建英はスタメンに名を連ね、前半45分間プレー。
キレあるドリブルで会場を沸かせ、決勝点につながるPK奪取を演出した。「夏休みで試合もいっぱいあって、子どもたちが(スタジアムに)来られるのは良いことだと思います。コンディションも上がってきたので良かった」と振り返った。

 横浜FCに所属するMF山田康太とは、世代別日本代表と横浜F・マリノスでプレーした同志。試合後にはユニフォームを交換し、互いの健闘を称えた。「山田選手や櫻川(ソロモン)選手と何人か顔なじみがいたのですごく面白かった」と久保。自身は前半限りのプレーとなり、後半からピッチに立った山田との対戦は叶わなかった。「また機会があればと思いますし、こうやって顔なじみとプレーできるのは感慨深いものがある」と話した。

 2025-26シーズンのラ・リーガは8月16日(土)に開幕し、レアル・ソシエダはアウェイでバレンシアと対戦する。久保は「そもそも日本にいた時間が長かったので、一瞬でジャパンツアーが終わってしまって、日本での延長みたいな感じでしたけど、すごく楽しかったですね。新しいチームになってやることは山積みなので、またみんなでいいチームにしていければ」と見据えた。

 自身はレアル・ソシエダの顔として今回のジャパンツアーを終えたが、今夏の移籍の可能性も取り沙汰されている。
プレミアリーグ方面などから関心も伝えられているが、久保は「現状、僕がここにいることが全てだと思うので。契約もあってレアル・ソシエダの選手であることは間違いないですし、とりあえず今ここにいることが全て」と言及している。
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