ナポリ首脳陣は、ウイングの獲得に向けて今後の戦略を協議するようだ。28日、イタリアメディア『ガゼッタ・デロ・スポルト』が報じている。


 昨シーズン、セリエAで王者に輝いたナポリは今夏の移籍市場で積極的な補強を敢行。マンチェスター・シティからフリートランスファーでベルギー代表MFケヴィン・デ・ブライネを獲得すると、PSVからオランダ代表FWノア・ラング、ウディネーゼからイタリア代表FWロレンツォ・ルッカを迎え入れた。さらに守備陣にも手を加え、オランダ人DFサム・ベウケマを完全移籍、セルビア代表GKヴァニャ・ミリンコヴィッチ・サヴィッチを買い取り義務付きのレンタル移籍で補強している。

 王者の夏はここで終わることなく、現在はウイングの獲得も視野に入れているようだ。『ガゼッタ・デロ・スポルト』によると、アウレリオ・デ・ラウレンティス会長、ジョバンニ・マンナSD(スポーツディレクター)、アントニオ・コンテ監督の3者が、今後のターゲットについて協議を行うという。そして報道によれば、ウイングの補強候補としては、マンチェスター・シティに所属するジャック・グリーリッシュ、チェルシーのラヒーム・スターリング、そしてリヴァプールのフェデリコ・キエーザの名前が挙がっているようだ。

 当初、最優先ターゲットとされていたのは、ボローニャに所属するスイス代表FWダン・エンドイェだったが、28日に移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は「エンドイェはノッティンガム・フォレスト移籍で口頭合意に達した」と報道。同選手はプレミアリーグ行きを希望しているとみられ、ナポリは別の選択肢を検討する必要に迫られている。
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