Jリーグは29日、2026特別シーズンにおける『選手登録枠』と『ホームグロウン制度』について発表した。

 今回の発表によると、2026年1月から同年6月までの2026特別シーズンにおける『選手登録枠』と『ホームグロウン制度』を巡った協議の結果、前者に関しては「プロ選手の登録枠上限を設けない」とした上で、これは2026特別シーズン以降も適用されることが決まったとのことだ。
後者に関しては、「現行のホームグロウン基準人数を継続する」となることを明らかにした。

 詳細は、以下の通り。

■プロ選手の登録枠上限を設けない 2026特別シーズン以降
▼決議内容
2026特別シーズンより、プロ選手の登録人数に関する上限を設けない。

▼検討の背景
・現在、選手登録できるプロA選手は、第2種(ユース)登録選手も含めてクラブ全体で原則27名としている。
・2026特別シーズンよりプロABC契約制度が撤廃されるため、「27名枠」に替わるルール設計が必要であった。
・その中で、以下いずれかの方向性で検討を開始した。
①現行ルールをベースとした上限設定
②ACLと同様に21歳以下の選手枠を設定
③上限を設けない

▼決議の理由
2026特別シーズンから始まる選手契約制度改定に伴う年俸下限の導入など、これまでよりも選手編成の制約が強まる中、過度なルール設定よりも、登録人数の上限を設けないことにより、各クラブの方針で多様な選手編成を行えるようにすることとした。

■現行のホームグロウン基準人数を継続する 2026特別シーズンのみ
▼決議内容
2026特別シーズンについて、2025シーズンと同様のホームグロウン基準人数を継続する。

▼補足事項
・2026/27シーズンからのホームグロウン制度については、現在、検討を行っている。
・本ルールは、これまでJFA 「プロサッカー選手の契約、登録および移籍に関する規則」に記載されていたが、Jリーグ独自のものであることから、来シーズンからはJリーグ規則(Jリーグ規約または試合実施要項等)へ移管する。

▼参考
現行のルールの概要:Jクラブの第1種チームは、当該シーズンの初回の登録ウインドーの終了日において、次に定める人数以上のホームグロウン選手を登録していなければならない。「2025シーズン J1:4名 J2/J3:2名」
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