明治安田Jリーグワールドチャレンジ2025が30日に行われ、横浜F・マリノスとリヴァプールが対戦した。キャプテンマークを巻き、前半45分プレーした喜田拓也は「純粋に素晴らしい時間でした。
レベルも高いですし、全てにおいてクオリティの高いチームだった」と振り返った。

 この日の入場者数は67,032人。Jリーグ主催試合における歴代最多記録となった。「まあ、赤かったですね」と喜田が話した通り、横浜FMが本拠地として使用する日産スタジアムの約8割がリヴァプールの赤に染まっていた。この光景と雰囲気について、喜田は「世界のトップクラブですし、比べたら笑われてしまうかもしれないですけど、悔しかった。人気があるのはもちろん分かっていますけど、マリノスではなくリヴァプールを見に来たと思うので。別にそれを否定するとかではなく、そのステージや注目度に上がることができれば、このキャパシティのスタジアムを満員にできると思うので、やっぱりそこを目指したい」と決意を新たにした。

 試合は植中朝日が先制ゴールを決めたものの、その後の3失点で逆転負け。得点シーンはベンチから見守る形となったが「僕らが目指しているような形の一つでした。ある程度押し込んだところから、みんながつながって出して動く。最後は(加藤)蓮からでしたが、サイドバックからのああいったパスはうちがやりたいところでもありますし、朝日のランニングもずっとトレーニングしてきた形でした。それが一つ成功体験として得られたのはポジティブだった」と振り返った。


 今季2度の監督交代と苦しむ横浜FMは現在降格圏の18位。8月9日から再開するJ1リーグに向けて「全てをチームの成長につなげないといけないですし、今日感じたことやモチベーションをつなげて、チームの最大値をどんどん大きくしていくこと。本当に厳しい戦いが待ってますけど、必ず切り拓いていく、信じる気持ちはあるので、絶対に這い上がりたいと思っています。みんなで頑張っていきたいです」と今後を見据えた。


【ゴール動画】横浜FMが華麗な先制弾も、リヴァプールが3発逆転









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