アタランタが、クリスタル・パレスに所属するフランス人FWジャン・フィリップ・マテタに関心を寄せているようだ。30日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。


 現在28歳のマテタはリヨンやマインツなどでのプレーを経て、2021年1月にレンタル移籍でクリスタル・パレスに加入し、2022年1月に完全移籍となった。2024-25シーズンは相手GKとの衝突で耳に重度の裂傷を負い、25針を縫う負傷をしたが、フェイスガードを着けて試合に出続け、FAカップ制覇というクラブ史上初となる主要トロフィー獲得に貢献。クラブ通算では公式戦152試合出場で46ゴール11アシストを記録している。

 そんなマテタの現行契約は2027年6月30日までとなっているものの、複数クラブから関心が寄せられており、去就には注目が集まっている。

 そうしたなか、今回の報道によると、アタランタがマテタに対して3000万ポンド(約59億円)を超えるオファーを提示したという。しかし、クリスタル・パレスはこれを拒否したことが伝えられている。

 なお、クリスタル・パレスはより高いオファーが届いた場合にマテタの売却を受け入れるかどうかは明らかになっていないが、昨季のセリエA得点王であるイタリア代表FWマテオ・レテギをアル・カーディシーヤ(サウジアラビア)に5600万ポンド(約110億円)と見られる移籍金で売却したアタランタは、マテタ獲得に向けてさらなるオファーを提示する可能性も指摘されている。

 日本代表MF鎌田大地が所属するクリスタル・パレスでは、イングランド代表MFエベレチ・エゼと同代表DFマルク・グエイにも移籍の噂が浮上しており、マテタも退団することになれば、主力3選手を同時に失うことになるが、果たして同クラブはどのような決断を下すのだろうか。
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