現在30歳のシュクリニアルは、母国のMSKジリナの下部組織で育ち、2012年1月にトップチーム昇格を果たした。その後、2016年1月に加入したサンプドリアで評価を高めると、2017年夏にはインテルに完全移籍で加入。初年度からセンターバック(CB)の主力として活躍し、在籍した6シーズンで公式戦通算246試合出場11ゴール5アシストを記録した。
そんなシュクリニアルは2022-23シーズン限りでインテルとの契約満了を迎え、2023年7月にPSGに加入した。初年度は公式戦32試合に出場したが、2024-25シーズンは序列が大幅に下がり、公式戦5試合のみの出場にとどまっていたことから、今年1月にレンタル移籍でジョゼ・モウリーニョ監督が率いるフェネルバフチェに加入し、公式戦23試合出場で3ゴール2アシストを記録していた。
レンタル移籍期間は昨季限りとなっていたものの、シュクリニアルはフェネルバフチェにとどまることを希望し、クラブ間での交渉が行われていた。
そうしたなか、今回の報道によると、PSGはフェネルバフチェが提示した追加オプション込みで1000万ユーロ(約17億円)というオファーを受け入れた模様で、シュクリニアルはフェネルバフチェと4年契約を締結することになるという。なお、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏によると、700万ユーロ(約12億円)が固定の移籍金で残りが追加オプションになるようだ。
すでにフェネルバフチェはメディカルチェックを受けて移籍交渉を完了させるためにシュクリニアルがイスタンブールに到着したことをクラブ公式X(旧:ツイッター)で明らかにしており、正式発表は時間の問題となっている。