現時点で正式決定はしていないものの、新天地はフェネルバフチェとなる模様だ。
セメドは1993年11月16日生まれの現在31歳。ベンフィカのBチームからトップチーム昇格を果たすと、右サイドバックの主力として活躍を続け、2017年夏にバルセロナ行きの切符を掴んだ。バルセロナでも積極的な攻撃参加や対人の強さを武器に、初年度から定位置を確保。在籍した3年間で公式戦通算124試合のピッチに立ち、2ゴール11アシストを記録した。
2020年夏にはウルブスへ完全移籍。初挑戦となったプレミアリーグにも即座に順応し、大きなケガもなく5年間にわたってプレー。公式戦通算182試合出場3ゴール11アシストを記録した。在籍期間中は、ヌーノ・エスピリト・サント(現:ノッティンガム・フォレスト)、ブルーノ・ラージ(現:ベンフィカ)、フレン・ロペテギ(現:カタール代表)、ガリー・オニール、そして現指揮官のヴィトール・ペレイラと実に5名の監督の下でプレーし、プレミアリーグで残留争いに巻き込まれた2024-25シーズン終盤戦はキャプテンも務めた。
また、2015年10月にデビューを飾ったポルトガル代表でも長きにわたって活躍しており、EUROにも2大会連続で出場。今年6月に行われたUEFAネーションズリーグ2024-25でも優勝に貢献した。
ジョゼ・モウリーニョ監督が率いるフェネルバフチェは、2013-14シーズン以来のスュペル・リグ(トルコ1部リーグ)優勝を掲げ、今夏の市場では積極的な補強を敢行。昨季はレンタル加入だったモロッコ代表MFソフィアン・アムラバトを完全移籍で迎え入れたほか、アル・ナスルからコロンビア代表FWジョン・デュランをレンタル移籍で獲得。セメドだけでなく、シュクリニアルも既にイスタンブール入りしており、2名の新戦力を確保することとなりそうだ。