プリメーラ・フェデラシオン(スペイン3部)の レアル・ムルシアが、元イタリア代表FWマリオ・バロテッリに関心を寄せているようだ。7月31日、フランスメディア『フット・メルカート』などが伝えている。


 現在34歳のバロテッリは、当時セリエC(イタリア3部)に所属していたルメッツァーネでリーグデビュー。2006年にはインテルに加入し、2007-08シーズンにはセリエA制覇を経験した。その後はマンチェスター・シティ、ミラン、リヴァプールなどのビッグクラブで活躍。これまでキャリア通算467試合出場189ゴールをマークしており、4度のセリエA制覇やプレミアリーグ優勝など数多くのタイトル獲得に貢献してきた。

 その後は複数クラブを挟み、昨季はジェノアでプレーしたバロテッリ。しかし、加入直後にアルベルト・ジラルディーノ監督が解任された影響もあり、最終的にはセリエAで6試合出場無得点と不本意な結果に終わってしまった。シーズン終了後にはジェノア退団が決まり、現在は無所属の状態が続いている。

 そうしたなか、2部昇格を目指すレアル・ムルシアがバロテッリに関心を寄せている模様。また、スペインメディア『オンダ・レジョナル』は、同クラブが契約金50万ユーロ(約8600万円)のオファーを提示したと報じた。また、バロテッリの補強はレアル・ムルシアの予算規模から大きく外れているものの、選手本人がスポンサーを持ち込み、ユニフォーム販売の一部収益を受け取る形で経済面の問題解決を目指しているという。

 しかし、現時点でバロテッリからの返答はない様子。レアル・ムルシア側は8月3日までに最終的な決断を求めているようだ。
5月の段階ではアメリカへの移籍希望を明言していた“スーパーマリオ”だが、スペイン3部から再びキャリアをスタートさせることになるのか。
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