チェルシーがマンチェスター・ユナイテッドに所属するアルゼンチン代表FWアレハンドロ・ガルナチョに関心を寄せ続けているようだ。7月31日、イギリス紙『テレグラフ』が伝えている。


 FIFAクラブワールドカップ2025を制覇したチェルシーは今夏の移籍市場で精力的に動いており、ブラジル代表FWジョアン・ペドロやイングランド代表FWジェイミー・バイノー・ギテンス、U-21イングランド代表FWリアム・デラップらここまで合計7名を獲得。アヤックスからオランダ代表DFヨレル・ハトの加入も決定的となっており、ライプツィヒ所属の同MFシャビ・シモンズの獲得に向けた交渉も進めている。

 着々と戦力を拡充しているチェルシーだが、依然としてガルナチョの獲得を検討しているようだ。2020年10月にマンチェスター・ユナイテッドの下部組織に加入した21歳は、2021-22シーズンにトップチームデビューを飾り、ここまで公式戦通算144試合に出場し26ゴール22アシストをマーク。しかし、ルベン・アモリム監督との確執が囁かれており、現在アメリカで開催中のプレシーズンツアーにも帯同しておらず。今夏の退団が有力視されている。

 報道によると、チェルシーはガルナチョの人格面や性格面に関する「一連の身元調査」を実施した結果、問題視すべき点が見つからなかったため、現在も獲得に興味を示し続けているとのこと。すでにオファー提示に向けた準備を進めているが、マンチェスター・ユナイテッドがライプツィヒ所属のスロベニア代表FWベンヤミン・シェシュコの獲得に注力しているため、クラブ間交渉は移籍市場の終盤にかけて進展する可能性が高いという。

 なお、ガルナチョはチャンピンズリーグ(CL)出場権のあるチームへの移籍を望んでいることから、チェルシー加入にも前向きと見られている。チェルシーとしては、フランス代表FWクリストファー・エンクンクやアルバニア代表FWアルマンド・ブロヤらの売却や、U-19スペイン代表FWマルク・グイウのレンタルによって攻撃陣のスペースを空けることを検討しているようだ。
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