今夏の移籍市場で精力的な動きを見せているアトレティコ・マドリード。スペイン代表MFアレックス・バエナやアルゼンチン代表MFティアゴ・アルマダ、スロバキア代表DFダヴィド・ハンツコ、アメリカ代表MFジョニー・カルドーゾらを獲得しており、レンタルから完全移籍へ移行したフランス代表DFクレマン・ラングレを含めるとここまで9名の選手を迎えている。
報道によると、アトレティコ・マドリードはさらなる補強を画策しており、現在はラスパドーリに熱烈な関心を寄せているとのこと。ナポリとのクラブ間交渉が活発化しており、2500万ユーロ(約43億円)の固定費に500万ユーロ(約9億円)の追加費用を加えた総額3000万ユーロ(約52億円)のオファーを提示する可能性があるという。一方、ナポリの評価額は総額3500万ユーロ(約60億円)となっており、現時点では金銭面で開きがあるようだ。
現在25歳のラスパドーリはサッスオーロの下部組織出身で、2018-19シーズンにトップチームデビューを飾った。2022年夏に加入したナポリではセンターフォワード(CF)や左右のウイング(WG)など複数ポジションをこなし、ここまで公式戦通算109試合で18ゴール10アシストをマーク。昨シーズンは先発起用の機会こそ限られたものの、29試合出場6ゴール2アシストという成績を残し、セリエA制覇に貢献した。
なお、アトレティコ・マドリードはシュトゥットガルトに所属するフランス人FWエンツォ・ミローにも関心を寄せている模様。契約解除金は2300万ユーロ(約39億円)に設定されているが、ガラタサライも獲得に興味を示しているようだ。