ブラジル代表FWエステヴァン・ウィリアンが、チェルシーに合流することを心待ちにしていることを明かした。2日、イギリスメディア『フットボール・ロンドン』が伝えている。


 2007年4月24日生まれで現在18歳のエステヴァンは、左利きのウインガーで、2023年12月にはパルメイラスでトップチームデビューを果たし、公式戦83試合出場で27ゴール15アシストを記録。2024年9月には17歳でブラジル代表デビューを果たし、通算5試合に出場している。

 エステヴァンにはバルセロナやレアル・マドリード、アーセナルなど欧州のビッグクラブから関心を寄せられていたなか、2024年6月に移籍金3400万ユーロ(約58億円)に、追加オプションなどで最大6700万ユーロ(約114億円)になる可能性のある契約でチェルシーに加入することが決定。FIFA(国際サッカー連盟)の規定でヨーロッパへの移籍が可能となるのは18歳の誕生日を過ぎた後になることから、今夏にチェルシーに合流する予定となっている。

 そんなエステヴァンは今夏に行われたFIFAクラブワールドカップ2025にパルメイラスの選手として参加すると、準々決勝でのチェルシー戦では角度のない位置から豪快な一撃を突き刺してチーム合流前に強烈なインパクトを残すことにも成功した。

 そうしたなか、クラブW杯で優勝を果たしたチェルシーは遅れて休暇を取っているものの、4日から新シーズンに向けてトレーニングを開始することを予定しており、エステヴァンはついにチェルシーの選手として活動をスタートさせることとなっている。

 加入内定から1年以上経ってようやくチェルシーの一員となるエステヴァンは「チェルシーのユニフォームを着るのが本当に待ちきれないよ」と待望の瞬間を心待ちにしていることを明かした。

「チェルシーを代表するということはどういうことかわかるだろう? 特に今年はチャンピオンズリーグもあるし、重要なプレミアリーグもある。本当に待ちきれない。すごくワクワクしているよ」

「日々がゆっくりと過ぎているような感じがする。時計が止まったようにね。でも、すごく緊張もしている。
全てうまくいくといいな。素晴らしい物語を作って、チェルシーファンに誇らしい気持ちになってもらいたい。チェルシーファンの皆、皆に会うのが待ちきれないよ。近いうちに会いましょう」

 なお、クラブW杯の影響で急ピッチで調整を行わなければならないチェルシーは、8日にレヴァークーゼンと、10日にミランとのプレシーズンマッチを実施した後、17日には日本代表MF鎌田大地が所属するクリスタル・パレスとのプレミアリーグ開幕節を迎える。


【動画】クラブW杯でチェルシー相手にゴールを決めたエステヴァン

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