アントワープでは今夏に元ベルギー代表DFトビー・アルデルヴァイレルトが引退し、同ビョルン・エンゲルスがアキレス腱の問題で2022年4月から長期離脱中。トップチームでセンターバックを本職とする選手は、U-21ベルギー代表DFゼノ・ファン・デン・ボシュと20歳のブルガリア代表DFロセン・ボジノフしかいない非常事態となっている。
そこで、東アジアE-1サッカー選手権で日本代表デビューを飾った綱島に白羽の矢が立ったようだ。すでにアントワープは関係各所と大筋合意に達している模様で、綱島がまもなく日本代表GK野澤大志ブランドンと同僚になることを『Nieuwsblad』紙は伝えている。
8月15日に25歳の誕生日を迎える綱島は、東京Vの育成組織出身で、国士舘大学を経て、2023年から東京Vに加入。元々は守備的MFで起用されることが多かったが、センターバックへのコンバートで不動のレギュラーに定着した。今季はサスペンションによる出場停止1試合を除き、明治安田J1リーグで23試合に先発出場している。
東京VはJ1リーグ第24節終了時点で降格圏と勝ち点差「7」の16位につけている。守備の要である綱島がシーズン途中の退団となれば、大きな痛手となりそうだ。