モナコに所属する日本代表FW南野拓実が、3日に行われたプレシーズンマッチのアヤックス戦で、ゴールを記録した。

 2024-25シーズンのリーグ・アンを3位で終え、今季は2年連続でチャンピオンズリーグ(CL)に参戦するモナコ。
今夏の移籍市場では、バイエルンを退団した元イングランド代表MFエリック・ダイアーを完全移籍で、バルセロナから元スペイン代表FWアンス・ファティをレンタル移籍で迎え入れたほか、ドーピング物質の「誤摂取」による18カ月間の出場停止処分が明けた元フランス代表MFポール・ポグバも獲得。実力者たちを迎え入れて、新たなシーズンに向けて準備を進めている。

 そんなモナコはここまで、5試合のプレシーズンマッチを消化しており、4勝1分と無敗の成績を収めてきた。今回は『ヨハン・クライフ・アレナ』でアヤックスと対戦。南野は新戦力のダイアーや、アレクサンドル・ゴロヴィン、デニス・ザカリアらとともに、スターティングメンバーに名を連ねた。

 試合は29分、アヤックスがゴール前で見事なパスワークを披露し、最後はケネト・テイラーがゴールネットを揺らす。だが、モナコも34分、ゴロヴィンからのパスを受けたカイオ・エンリケが左サイドから仕掛け、見事な切り返しから中央へ折り返すと、最後はミカ・ビエレスがダイレクトで押し込んで同点とする。前半を1-1で終えると、後半に入った65分、南野が躍動する。

 ボックス左からのクロスボールは味方に合わず、ファーサイドに流れたものの、1度相手に渡ったボールをヨルダン・テゼが奪い返し、即座にクロスボールを送る。ニアサイドにポジションを取っていた南野は、体を投げ出してスライディングでコースを変えると、シュートは見事にゴールネットを揺らす。南野の今プレシーズン初ゴールで、モナコが逆転に成功した。

 このままモナコが1点をリードして終盤に入ったものの、87分にはオーウェン・ワインダルからの折り返しをベルトラン・トラオレが押し込み、土壇場でアヤックスが試合を振り出しに戻す。
試合はこのまま2-2でタイムアップを迎えた。なお、南野はゴール直後の67分にピッチを後にしている。

 この後、モナコは8日にインテルとのプレシーズンマッチが予定されており、その後の16日には、リーグ・アンの開幕戦で日本代表DF瀬古歩夢が加入したル・アーヴルを本拠地『スタッド・ルイ・ドゥ』で迎え撃つ。一方で、アヤックスは10日、エールディヴィジの開幕戦で、昇格組のテルスターを本拠地『ヨハン・クライフ・アレナ』に迎える。

【スコア】
アヤックス 2-2 モナコ

【得点者】
1-0 29分 ケネト・テイラー(アヤックス)
1-1 34分 ミカ・ビエレス(モナコ)
1-2 65分 南野拓実(モナコ)
2-2 87分 ベルトラン・トラオレ(アヤックス)


【画像】南野のゴールをビエレスも祝福



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