レアル・マドリードに所属するブラジル代表FWロドリゴの去就は依然として不透明なようだ。3日、スペイン紙『アス』が伝えている。


 2019年夏にサントスからレアル・マドリードへ加入したロドリゴは、ここまで公式戦通算270試合に出場し68ゴール51アシストをマーク。攻撃における中心選手の一人として数々のタイトル獲得に貢献しているが、昨シーズン後半戦にかけてパフォーマンスを落とし、FIFAクラブワールドカップ2025でのアピールにも失敗。シャビ・アロンソ監督が今夏の移籍を容認したとも報じられており、去就に注目が集まっている。

 報道によると、リヴァプールやアーセナル、パリ・サンジェルマン(PSG)に加え、直近ではトッテナム・ホットスパーがロドリゴの獲得に興味を示しているとのこと。韓国代表FWソン・フンミンが退団した同クラブはアタッカーの補強を検討しており、ダニエル・レヴィ会長が関心を寄せるロドリゴも獲得候補の一人となっているようだ。ソン・フンミンの退団によって人件費が削減され、資金面で余裕が生まれたこともあり、今後具体的な動きを見せる可能性があるという。

 一方、ロドリゴ本人は一貫してレアル・マドリード残留を望んでいる模様。FIFAクラブワールドカップ2025では十分な出場機会が得られなかったが、2025-26シーズン開幕を直前に控える中、シャビ・アロンソ監督に自身の価値を証明し、スタメンの座を勝ち取るという決意を固めているようだ。現時点ではレアル・マドリードに他クラブから具体的なオファーは届いておらず、残留の可能性が高まっているという。

 しかし、移籍市場終盤で他クラブからオファーが届く可能性も否定はできず、去就は依然として不透明と言えるだろう。果たしてロドリゴはシャビ・アロンソ監督を納得させ、自身が愛するレアル・マドリードでスタメンに定着することができるだろうか。
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