クアルクについては今年6月23日、鳥栖への期限付き移籍加入が発表されたばかり。
しかしながら、その後鳥栖の公式戦で出場機会はなく、今回、加入からわずか1カ月強にして、契約を解除することが発表された。鳥栖の発表によると、登録手続きを進める過程において、「国際サッカー連盟(FIFA)が定める『選手の地位及び移籍に関する規則(RSTP)』第5条第4項に基づき、サガン鳥栖では2025シーズンの公式戦に出場できない可能性があるとの回答がFIFAよりあった」とのこと。この結果、両者合意のもと契約を解除することとなった。
FIFAが定める「選手の地位及び移籍に関する規則(RSTP)」第5条第4項において、選手は1シーズン中に最大3つのクラブに登録できるが、この期間中、選手は2つのクラブの公式試合にのみ出場できると定められている。2025シーズン、クアルクは期限付き移籍していたフォルタレーザECでカンピオナート・セアレンセ(セアラー州選手権)の1試合に出場したあと、カピタルDFで公式戦通算10試合のピッチに立っていた。鳥栖は詳細を公表していないものの、これらの出場歴が「選手の地位及び移籍に関する規則(RSTP)」第5条第4項に抵触したと見られる。
なお、今シーズンのJリーグでは、今年7月に名古屋グランパスでも同様の事例が発生。フルミネンセから期限付き移籍加入したFWレレが、FIFAが定める「選手の地位及び移籍に関する規則(RSTP)」第5条第4項にに基づき、名古屋では2025シーズンの公式戦に出場できないとFIFAより回答があったことを明かしていた。当時、名古屋が発表していた、FIFAが定める「選手の地位及び移籍に関する規則(RSTP)」第5条第4項の詳細は下記の通り
「選手は1シーズン中に最大3つのクラブに登録できます。
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