現在、アジアツアーの真っ只中にいるバルセロナ。
その後、韓国へ渡ったバルセロナは、同31日には『ソウルワールドカップスタジアム』で、現在Kリーグ1の4位につけるFCソウルと対戦。同試合では新たに“背番号10”を託されたラミン・ヤマルが前半だけで2ゴールを奪うなど、バルセロナがゴールラッシュを見せ、7-3と大勝した。
韓国での2戦目、そしてアジアツアーの締め括りとなる一戦では、Kリーグ1の最下位に沈む大邱FCと激突。バルセロナはラミン・ヤマル、ハフィーニャ、ロベルト・レヴァンドフスキといった面々を、スターティングメンバーとして送り出した。
試合は21分に動く。敵陣右サイドでボールをキープしたヤマルがマイナス方向へ繋ぐと、ペナルティエリア手前の位置で待っていたガビが、迷いなく左足を振り抜く。グラウンダーの一撃はゴール右下に吸い込まれ、バルセロナが先手を取る。先制点から約6分後の27分には、ハフィーニャからのスルーパスで左サイドを駆け上がったジェラール・マルティンが、ダイレクトでグラウンダーのクロスを送り、最後はレヴァンドフスキが難なく押し込んでリードを広げた。
バルセロナの2点リードで前半終盤に突入したが、アディショナルタイムには次の1点が生まれる。
ハーフタイム明けには、バルセロナは全11名を入れ替え、ペドリ、ダニ・オルモ、そしてフィールドプレイヤーでは今夏唯一の新戦力であるマーカス・ラッシュフォードらが登場。大邱FCも4名を交代したが、依然としてバルセロナのペースで試合は進行し、後半立ち上がりの54分にはまたもゴールネットが揺れる。エリック・ガルシア、ペドリ、オルモ、ラッシュフォードらが絡んで、敵陣で見事なパスワークを披露すると、最後はスルーパスに抜け出したトニ・フェルナンデスが左足でシュートを沈めた。
攻撃の手を緩めないバルセロナは65分、ペドリ、ルーニー・バルジと繋いで、ボックス右の位置まで駆け上がったE・ガルシアがグラウンダーのボールを折り返すと、このボールに合わせたのはラッシュフォード。右足ダイレクトでシュートを叩き込み、プレシーズンマッチながらバルセロナ加入後の試合で初ゴールを奪った。
試合終盤には、後半頭からピッチに立ったパウ・クバルシが負傷交代するアクシデントにも見舞われたが、これ以上のスコアが動くことはなく、タイムアップの笛。バルセロナは5ゴールを奪って大邱FCを粉砕し、3戦全勝でアジアツアーを終えた。
この後、バルセロナは10日、『エスタディ・ヨハン・クライフ』にて行われるジョアン・ガンペール杯にて、セスク・ファブレガス監督が率いるコモと対戦する。一方で、大邱FCは8日、Kリーグ1の試合でFCソウルの本拠地に乗り込む。
【スコア】
大邱FC 0-5 バルセロナ
【得点者】
0-1 21分 ガビ(バルセロナ)
0-2 27分 ロベルト・レヴァンドフスキ(バルセロナ)
0-3 45+2分 ガビ(バルセロナ)
0-4 54分 トニ・フェルナンデス(バルセロナ)
0-5 65分 マーカス・ラッシュフォード(バルセロナ)
【動画】ラッシュフォードは嬉しい加入後初ゴール!