バルセロナに所属するスペイン代表DFパウ・クバルシは、長期離脱とはならない見込みだ。スペインメディア『ムンド・デポルティーボ』が4日に報じている。


 バルセロナは同日、アジアツアーの最終戦で韓国の大邱FCと対戦。試合は前半だけでスペイン代表MFガビが2得点を奪うなど躍動すると、後半には今夏の新戦力であるイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードにも初ゴールが生まれ、5-0と完勝。7月27日のヴィッセル神戸戦(○3-1)、同31日のFCソウル戦(○7-3) に続く白星で、今年のアジアツアーを3戦全勝で締め括っていた。

 だが、同試合の終盤に入った86分、突如としてクバルシがピッチ上に座り込んでしまう。左ふくらはぎのあたりを抑える様子を見せ、最終的には自ら歩いてピッチを後にし、Uー19スペイン代表DFエクトル・フォルトと交代していた。

 クバルシの負傷時には、思わずハンジ・フリック監督も心配そうに手で顔を覆っていたが、今回の『ムンド・デポルティーボ』の情報によると、初期検査では深刻なケガは見つからなかったとのこと。左ひざの打撲と診断され、交代はより大きなケガに発展するのを避ける予防措置だったと指摘されている。

 2024-25シーズン、公式戦通算で56試合のピッチに立つなど、18歳にしてバルセロナの最終ラインに欠かせない存在となっているクバルシ。仮に長期離脱となれば、チームにとっては大きな痛手となるが、『ムンド・デポルティーボ』はここまでの情報を踏まえ、長期離脱の可能性は低いと伝えている。

 この後、クバルシはより精密な検査を受ける予定だという。バルセロナは16日、ラ・リーガの開幕戦で日本代表FW浅野拓磨が所属するマジョルカの本拠地に乗り込む予定だが、同試合にクバルシが間に合うか否かは現時点で不透明だ。


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