FIFAクラブワールドカップ2025を制覇して多額の賞金を手にしたチェルシーは、今夏の移籍市場で大型補強を敢行。ここまでイングランド人FWリアム・デラップや同国代表FWジェイミー・バイノー・ギテンス、ブラジル代表FWジョアン・ペドロ、オランダ代表DFヨレル・ハトら合計8名を獲得し、エンツォ・マレスカ監督就任2年目のシーズンに向けて、戦力拡充に成功している。
そんなチェルシーだが、現在はアタッカーの補強を画策しており、ライプツィヒに所属するオランダ代表MFシャビ・シモンズとマンチェスター・ユナイテッドに所属するアルゼンチン代表FWアレハンドロ・ガルナチョの2名に関心を寄せているようだ。ライプツィヒおよびマンチェスター・ユナイテッド双方と良好な関係性を築いていることから交渉は進んでおり、既存戦力の売却によって資金を捻出した上で、正式なオファーを提示する見込みだという。
移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、X・シモンズはチェルシー移籍を望んでおり、その旨をライプツィヒ側にも伝達したとのこと。現地時間2日土曜日に行われたアタランタとの親善試合のメンバーにも含まれておらず、今夏の退団が濃厚となっている。また、マンチェスター・ユナイテッドで構想外となっているガルナチョについても、チェルシー加入に向けた交渉を最優先としているようだ。
なお、チェルシーは既存戦力の売却に向けても動いており、イングランド人MFキアナン・デューズバリー・ホールはエヴァートン、U-21フランス代表MFレスリー・ウゴチュクとアルバニア代表FWアルマンド・ブロヤはバーンリーへの移籍が有力視されている。また、フランス代表FWクリストファー・エンクンクやセネガル代表FWニコラス・ジャクソンの去就も不透明となっているようだ。