ミランはクラブ・ブルッヘに所属するスイス代表MFアルドン・ヤシャリ獲得で合意したようだ。5日、イタリアメディア『スカイスポーツ』が報じている。


 昨シーズン、セリエAで8位に終わったミランは、今夏にマッシミリアーノ・アッレグリ監督を招へい。2010-11シーズンにスクデットをもたらした指揮官を復帰させ、クラブ再建を託した。今夏の移籍市場では、クロアチア代表MFルカ・モドリッチをフリーで獲得すると、ブライトンからエクアドル代表DFペルビス・エストゥピニャン、トリノからイタリア代表MFサムエレ・リッチらを補強している。

 ミランはさらなる中盤の補強を画策しており、ヤシャリの獲得に長らく関心を示してきた。ミランとヤシャリは個人合意に達しており、同選手自身もミラン加入を強く希望していることが伝えられてきたが、両クラブ間の交渉は難航。ミランはクラブ・ブルッヘにオファーを提示してきたものの、クラブ・ブルッヘは要求額に満たないとして拒否し続けてきた。

 そんななか、交渉は進展をみせ、ようやくクラブ間合意に達したようだ。『スカイスポーツ』は「ミランとクラブ・ブルッヘはヤシャリの移籍で合意した」と報道し「移籍金は3400万ユーロ(約58億円)でボーナス300万ユーロ(約5億円)が加わる」と伝えている。なお、現在は契約の細部を埋めている段階のようで、まもなく契約が成立する見込みだという。

 2002年7月30日生まれのヤシャリは現在23歳。母国ルツェルンの下部組織出身で、2020年7月にトップチームデビューを果たすと、2024年夏にクラブ・ブルッヘに完全移籍。クラブ・ブルッヘでは昨シーズン、公式戦52試合に出場し、4ゴール6アシストを記録した。

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